こんにちは、申請取次行政書士のかわいあいです。今回は、在留資格関係の申請において最近遭遇したオンライン申請特有のトラブルについてお話しします。
申請者の名前入力でのトラブル
今回、私はある外国人の方を日本に招へいするために「在留資格認定証明書交付申請」を行いました。申請者の名前にD’ARCYというもの含まれていた案件でしたが、この名前に含まれるアポストロフィ(’)が問題を引き起こしました。オンライン申請システムの入力画面にこのアポストロフィを入力しようとしたところ、何度やっても入力エラーとなってしまうという状況に直面しました。
入力画面での作業停止
申請オンラインシステムの入力画面は入力欄ごとに大文字・全角・半角など細かく指定されていて、申請者氏名の入力に関しては、半角英字・大文字で入力、また、氏と名との間はスペースを利用せず、カンマで区切る必要があります。これらの点は注意して入力していたのにエラーとなってしまい、どの部分でエラーとなっているのかエラーメッセージも表示されなかったため、アポストロフィが認識されていないという原因の特定に30分近く(体感で)時間がかかってしまいました。
入管への確認
このままでは申請が進まないため、私は直ちに入国管理局に電話をかけ、問題の解決方法を確認しました。入管の担当者からは、特殊文字であるアポストロフィはシステム上入力できないため、省略して入力しても問題ないとの回答を得ました。具体的には、D’ARCYという名前の場合、「DARCY」と入力すればよいとのことでした。
解決策と注意点
このような問題を避けるためには、オンライン申請を行う際に特殊文字や記号が名前に含まれている場合、入力可能な形式で申請を進める必要があります。しかしながら申請者氏名は一文字でも間違えてはならない重要な情報なので、勝手に省略せずにあらかじめ入管に確認するなどするなどの手間は必要でしょう。
トラブルを未然に防ぐために
外国人の方を日本に招へいする際には、在留資格認定証明書交付申請が必要です。この申請は、所属機関(外国人を招へいする会社)などがあらかじめ登録することでオンラインで行うことできますが、今回のような問題を始めとするオンライン特有の様々なトラブルが発生する可能性があります。そのため、申請をスムーズに進めるためには、専門家のサポートが有効です。
申請取次行政書士とは
申請取次行政書士とは、出入国管理に関する一定の研修を修了した行政書士で、出入国在留管理庁の指定を受けて、申請人に代わって申請書等を提出することが認められた行政書士です。申請取次行政書士に申請依頼をすると、申請人本人や、外国人受け入れ事業者は出入国在留管理局への出頭が免除されるので、仕事や学業に専念することが可能です。
申請取次行政書士になるためには、以下の要件を満たす必要があります。
- 行政書士の資格を有していること
- 講習を受講し、効果測定に合格していること
- 申請取次行政書士として登録していること
申請取次行政書士には以下のような手続きを依頼できます。
①在留資格認定証明書交付申請(招聘手続)
②在留期間更新許可申請
③在留資格変更許可申請
④永住許可申請
⑤再入国許可申請(海外旅行・一時帰国等)
⑥資格外活動許可申請(学生アルバイト等)
⑦就労資格証明書交付申請(転職等)
外国人本人が入国管理局に直接出向かずに済むよう専門知識と経験を活かして、申請手続きを迅速かつ正確に進めることができます。
当事務所のサービス
行政書士かわいあい事務所では、在留資格認定証明書交付申請に関する以下のサービスを提供しています。
- 申請書類の作成サポート: 必要な書類を正確かつ迅速に作成します。
- 申請書類の提出: 申請書類の提出も申請取次行政書士が行いますので、申請者本人が直接入国管理局に出頭する必要はありません。
- 入管との連絡代行: 問題が発生した際には、迅速に入管と連絡を取り、問題解決を図ります。
- アフターフォロー: 申請後も、必要なフォローアップを行い、安心して手続きを進められるようサポートします。
最後に
在留資格認定証明書交付申請は、外国人の方を日本に招へいするための重要なステップです。しかし、今回のような思わぬトラブルが発生することもあります。そんな時こそ、専門家のサポートが頼りになります。
もし、在留資格認定証明書交付申請に関するご相談やサポートが必要であれば、ぜひ当事務所にご連絡ください。全力でサポートし、スムーズな申請手続きを実現します。
ご質問やご相談は、お気軽にどうぞ。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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