引越しの際に必要な行政手続き – 静岡県東部・裾野市など

引越しをする際に必要な行政手続きについて、静岡県東部(裾野市・長泉町・沼津市・三島市・熱海・函南町・御殿場市・富士市など)を中心に活動する行政書士が詳しく解説します。

住民票の移動、転出・転入手続き、運転免許証の住所変更、自動車の名義変更など、引越し時に忘れがちな手続きをチェックリストで確認しましょう。

引越しに伴う主な手続き

1. 住民票の移動

引越しをする際、最も重要な手続きの一つが住民票の移動です。住民票は新しい住所を証明するために必要なものです。手続きは以下の通りです

  • 転出届:引越し前に現在の自治体で提出します。提出後、「転出証明書」が発行されます。
  • 転入届:引越し後、新しい自治体で転入届を提出します。この際、転出証明書と本人確認書類が必要です。
  • 転居届:同じ自治体内での引越しの場合、転居届を提出します。

2. 郵便物の転送手続き

郵便局で「転送届」を提出すると、旧住所宛の郵便物が1年間、新住所に無料で転送されます。インターネットや郵便局の窓口で手続きが可能です。

3. 運転免許証の住所変更

運転免許証の住所変更も重要です。最寄りの警察署または運転免許センターで手続きを行います。

必要書類等は以下のと通りです:

  • 運転免許証
  • 住民票、その他住所を確認できる書類等 ※その他住所を確認できる書類等とは、個人番号カード(マイナンバーカード注:通知カードは該当しません。)、住基カード(有効期間内)、在留カード、健康保険被保険者証、あて名として新住所が記載された公共機関等の発行する通知、請求書、領収書等、転送された住所が記入された更新通知はがき、新住所に配達された郵便物(消印されたものに限ります。)等
  • 委任状(代理人に依頼する場合)

4. 自動車の変更登録

自動車の登録住所も変更が必要です。管轄の運輸支局で手続きを行います。

必要な書類は以下の通りです:

  • 自動車検査証
  • 申請書
  • 手数料納付書(検査登録印紙350円)
  • 変更内容が確認できる住民票等(発行後3ヶ月以内のもの)
    (自動車検査証に記載の住所からつながらない場合は、住民票除票・戸籍の附票も必要になります。)
     ※住民票は個人番号(マイナンバー)の記載されていないものをご用意ください。
  • 戸籍謄本等 (苗字が変わって居る場合)
  • 商業登記簿謄本等 (法人で会社名や所在地が変更になっている場合)
  • 所有者及び使用者の印鑑(所有者・使用者本人が手続きする場合)
  • 委任状(代理申請の場合)
  • 自動車保管場所証明書(警察署証明の日から40日以内のもの)

☆他管轄からの転入やナンバープレート変更を同時に申請する場合は、封印を受ける必要がありますので当該自動車の持込みが必要となります。

5. 国民健康保険の住所変更

国民健康保険に加入している場合、住所変更の手続きを行う必要があります。新しい住所の自治体で手続きを行います。

6. マイナンバーの住所変更

マイナンバーカードの住所も更新する必要があります。市区町村の窓口で手続きを行います。マイナンバーカード、通知カード、本人確認書類が必要です。

その他の手続き

  • 銀行口座の住所変更:各銀行の窓口やインターネットバンキングで手続きが可能です。
  • クレジットカードの住所変更:カード会社に連絡して住所変更を行います。
  • インターネット、携帯電話の契約住所変更:各サービス提供会社のサイトや窓口で手続きが可能です。

チェックリスト

引越しに伴う手続きをスムーズに進めるためのチェックリスト

  • 転出届の提出
  • 転入届の提出
  • 転居届の提出
  • 郵便物の転送届提出
  • 運転免許証の住所変更
  • 自動車の変更登録
  • 国民健康保険の住所変更
  • マイナンバーの住所変更
  • 銀行口座の住所変更
  • クレジットカードの住所変更
  • インターネット、携帯電話の契約住所変更

まとめ

引越しの際には、多くの手続きが必要になりますが、計画的に進めることでスムーズに完了させることができます。この記事のチェックリストを活用して、漏れなく手続きを行いましょう。

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